急に痛くなったらヘルペスかも

ヘルペス(帯状包疹 たいじょうほうしん)とは、水泡をともなった発疹を生じ、それが、ひどく痛む病気です。片側の胸や腰、あるいは背中や額(ひたい)などによく起こります。原因は、水痘帯状疱疹ウイルスによるもので、実は、このウイルスは子供さんがかかる水痘(水ボウソウ)と同じウイルスです。                                                                 

ヘルペスウイルスにかかった場合、これが何年もの間、神経に隠れていて、体の抵抗力が弱った時をねらって活動を始めます。すると、ウイルスが潜んでいた神経の領域に沿って、激しい痛みが走るようになり、23日してから、その部分に発疹が現われます。発疹を生じる前は痛みしかありません。そこで胸なら、肋間神経痛、腰なら腰痛、額(ヒタイ)なら頭痛などと間違えられたりします。

何日かして、痛んだ場所に、いくつもの赤い斑点状の発疹が出現し、続いて、それぞれの発疹の上に小さな水泡が現われます。しばらくの間は、痛みが激しく、しばしば夜も眠れないほどです。                                                                    

ヘルペスにかかった場合、一刻も早く抗ウイルス剤による治療、そして痛みを抑える治療を始めないといけません、なぜなら、治療が遅れる痛みが続くと、帯状疱疹後神経痛と言う後遺症を残し、激しい痛みが何年も続くことになるからです。

 

心房細動と言われました

 

心房細動は不整脈のひとつで心房が細かく動く、つまり速く動く病気です。心房細動になると心房は1分間に300から500回ほど興奮し細かく動きます。ただその信号が心室にすべて伝えられるのではなく、房室結節(変電所の役割をする部位)で適当に間引いて伝えられます。そのため信号が不規則に心室に伝えられ、脈はまったくバラパラになり、動悸がし息苦しくなって、時にはめまいや胸痛などの症状が出る場合があります。ただ、心室に伝わる脈がそれほど速くない場合には、まったく症状のない方もいます。

 

心房細動は、時々発作が起こる「発作性心房細動」と、心房細動の状態がずっと続く「慢性心房細動」とに分けられます。心房細動にかかると、心房が細かく動くだけで、十分な収縮ができなくなり、心臓の中の血液がよどみ、血栓(血液の固まり)ができやすくなります。それが脳まで飛んでいって血管が詰まって脳梗塞になることが多いのです。そのため最近では心房細動に対しては、脳梗塞を予防する目的で、血液を固まりにくくする薬剤(ワーファリン、プラザキサなどの抗凝固薬)が使用されるようになっています。

 

適切な量のワーファリンやプラザキサなどを服用していれば、心房細動にかかっても、脳梗塞を予防できるのです。

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