穿通枝梗塞の2つのタイプ
最近、穿通枝梗塞には2つのタイプがあることが分かった。
1、 血管壊死やリポヒアリノ―シスよる穿通枝深部の狭窄 → 危険因子は高血圧
2、
穿通枝開口部に生成したアテローム硬化病変を起因とする開口部閉塞による穿通枝梗塞 → 皮質枝梗塞:アテローム血栓症と同じ危険因子(すなわち脂質異常症:高コレステロール血症や糖尿病)がみられ、高血圧が少ない。
1、 が従来、穿通枝梗塞と言われてい たもの。
2、 がBAD branch atheromatous disease
このBADは急性期脳梗塞の10〜17%を占める。
非心源性脳梗塞の15%〜25%
穿通枝に沿った細長い脳梗塞になる
CTで3スライス以上連続する脳梗塞
発症後、入院後に症状が進行することが多い
BADの25〜39%に症状の進行がみられる。
BADではアテローム病変(動脈硬化)の危険因子 すなわち糖尿病、脂質異常症の合併率が高く、高血圧の合併率が少ない。
BADは運動機能の回復が良くない。
予防には抗血小板剤が使用される。
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