認知症(痴呆症)と診断される6〜7年前から色々な初期症状が始まる事が多い。 初期には、車の運転や金の計算などは出来るのに、少し前の事を忘れたりするのが特徴。老化による物忘れの段階から、アルツハイマー病に移行する迄の間に、「軽度認知障害(MCI)という予備段階が存在する事が分かってきた。軽度認知障害になった人の50%程度が将来アルツハイマー病に移行すると言われている。この軽度認知障害の段階で対策を考えればアルツハイマーへの移行もかなり阻止できるので、早期発見の必要性が高まっている。

 

改訂版「アルツハイマー病を疑う10の症状」

 

アメリカのアルツハイマー病協会はこのたび、改訂版「アルツハイマー病を疑う10の症状」を公表しました。


1. 日常生活を混乱させるほど記憶が変化す  る
2. 計画を立てたり問題を解決する能力が変  化する
3. 家庭、会社、レジャーで馴れたことを終  わりまで出来にくくなる
4. 時間や場所について混乱する
5. 視覚的、空間的な関係を理解するのが難  しい
6. 話したり書いたりする言葉の問題が生じ  る
7. 物の置き場所を間違えたり、来た順路を  思い出せない
8. 判断する力が低下したり難しくなる
9. 仕事や社会活動から引きこもる
10. 気分や性格が変わる

 

アルツハイマ病を疑う8つの症状

 

アメリカ・ワシントン大学ガルビン医師らは、アルツハイマー病を疑う症状を以下の8つに整理し、2つ以上の症状があるとアルツハイマー病が疑われるので、医療機関への受診を勧めています。

1.
判断が難しくなる
2.
趣味や活動に興味を失う
3.
同じことを繰り返す
4.
道具、電化製品、小物などの使い方を覚え にくくなる
5.
正しい月、年が覚えられない
6.
所得税、家計など金銭的に複雑なことがで きにくくなる
7.
約束を思い出しにくくなる
8.
日々の生活のなかで考えたり覚えたりする ことが難しくなる

 

アルツハイマー病予防の7つの方法

 

アメリカ国立老化研究所は、毎日の生活に活かせるアルツハイマー病の予防として7つの方法を勧めています。

定期的に運動する
果物や野菜の多い物を食べる
社会的、知的に刺激になる活動をする
糖尿病(?型)の人はよく治療をする
高血圧の人は適切な血圧に下げる
コレステロールが高い人は適切に下げる

○ 健康的な体重を維持する

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